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バナナペーパーについて

今日、世界で使われる紙の95%は木材から作られている。つまり、紙は森林を
伐採する事で生産されています。 こうした情況の下、木材以外の原料で紙を製
作する事が注目されており、バナナペーパーも木材をつかわずに今までごみか
肥料となるしかなかったバナナの葉や茎を紙にしようというプロジェクトです。
このプロジェクトは名古屋市立大学森島紘史教授によって発案された。

ハイチの中心街から車で走ること1時間、道はまるでサファリラリーのような悪路
となって行く手を妨げた。 ほとんどの樹木が伐採され、はげ山となった荒野を走
ることさらに1時間、 僕達は念願のバナナぺーパー工房に辿り着いた。
工房の壁にはJAPONと書かれていて日本の援助で建てられた事がわかる。

工房のスタッフが僕達を歓迎しバナナぺーパーの作り方を丁寧に教えてくれた。
倉庫にはたくさんのバナナの繊維、そして素朴な什器。 全てが手作業の為、ス
タッフ総出で作っても1日に約 500枚のバナナペーパーしか作ることができな
いという。 3人の男性スタッフと5人の女性スタッフの顔立ちはハイチのどの女
性よりも鼻筋が通って美しかった。実はこの村CAZALEはハイチの前大統領の
美しい奥さんの出身地で、ハイチで一番美人の多い村だそうだ。

そんな彼女達に見とれている間もなく、GoRoさんがバナナペーパーを 実際に
作ってみることになった。 バナナペーパーはバナナの収穫後に捨てられる茎や
葉の繊維を原料としています。 細かく切ったバナナの繊維を植物の皮などか
ら取れるネリと呼ばれる粘りのある物質と交ぜ、それを四角い木型に流し込む。
木型の中で均等にし、水でスク。 それを木型から丁寧に剥がし、アイ ロンの
様なプレス機にかけるという至ってシンプルな製作行程で1枚のバナナペーパ
ーが出来上がる。

これはまさに日本の手漉(てす)き和紙の技術で素朴な日本の伝統がこの南国
の島に生き付いていることに言い知れぬ感動を覚えた。
この工房で作られる紙以外は、その繊維を日本に輸出し、日本の製紙工場で加
工される。 確かに日本で見たバナナぺーパーよりここで作られる紙はとても素
朴な紙ではあるが、味のある和紙のような手触りが心地よかった。

身の回りのすべてのモノが工場でつくられる事が当然となった僕達の社会から
すると、一つ一つ真剣な面持ちで作られるバナナぺーパーを見ると、人の手の
温もりや、モノを作って売るというとても基本的なところに立ち返ってみる良い
機会になった。